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【能吏大尉の多忙な日々】 一九四四年五月一七日、一〇三〇時、ヒスパニア領内臨時野戦飛行場 「どういうことか、説明して貰おうか。大尉」 「分かりかねます、司令。ご説明は主語から明確にお願いいたします」 「上官に向かって何という・・・君が新人達に教え込んでいる言葉だ」 カールスラント空軍JG124の飛行隊長を務める、アーデルハイト・ハンマーシュミット大尉。彼女は正面でお冠の航空団司令。ウィッチ出身者ではなく、戦闘機搭乗員出身の痩身の大佐を相手に、見ようによっては小馬鹿にしてるように取られる、表情を消した顔立ちをしていた。当人は至って真面目に応じているつもりだが、それが司令の血圧を上げてしまったらしい。というより彼女自身も、唐突な呼び出しに困惑しているのだが、司令はお構いなしであった。 「『死なない程度には頑張りなさい。お偉方があなたの命より、ストライカーユニットを優先しないようにね』。この言葉は一体どういう意味だ!上官誹謗中傷と取られても、不思議ではないんだぞ!」 「言葉の通りです。ストライカーユニットは壊れても補充が効きます、しかしこれから訓練を積むべきウィッチは貴重品です」 何だ。あの言葉か・・・しかし、そこまでいきり立つほどの話かしら。 そう。司令が一言半句反芻して見せたように、彼女は非常にドライな態度でありながら、特に新米の補充ウィッチ。彼女たちが張り切りすぎないか、あるいは怯え過ぎかで墜落するリスクを、心構えと堅実な技術。双方から教え込んでいた。彼女自身、「先生」ことエディータ・ロスマン曹長(現第502統合戦闘航空団所属)から、徹底して叩き込まれたありようであった。ウィッチとは、時にストライカーを何機も乗り潰してでも、経験を積んで、一人前になっていくものだ、と。 「ああ、その通りだろうとも。これまでストライカーを5機以上。それも試作型のドーラまで含めて叩き壊してくれた君が言うと、実に説得力があるな!」 「正確には7機です。確かにその件は申し訳なく存じておりますが、既に始末書及び譴責は済んでいたかと」 「ストライカー1機で、Me209戦闘機が、一体何機購入できると思っている?一個小隊では済まない価格だ。その上、ユニットに加えて軍紀まで破壊するつもりかね!?」 「私は軍紀を犯したつもりはありません、職務怠慢や敵前逃亡も。そして何より、500時間を超えた当たりでやっと一人前になるウィッチの値段は、一体幾らなのです?」 ああ、成る程。この御仁も嘗ては戦闘機で怪異と戦ってきた分、最近台頭著しいウィッチがお嫌いなタチか。薄々伝え聞いていたが、ここまで露骨とは。しかし自分もファイターパイロットだったのならば、戦闘機よりパイロットが大切と言うことくらい、重々承知しているだろう。18の小娘に傷つけられたプライドが、それほどまでに痛むのか? まあ、確かに激戦地で何度もストライカーを壊したのは事実だが、連続出撃による部品摩耗。彼我戦力比五倍以上の状態で、被弾一発もなしに帰れと言う方が、無体な話だ。 彼女自身、軍紀を傷つけるつもりは毛頭ないし、祖国奪還の任務に疑問も抱いていない。しかし自分は18歳を過ぎて数カ月以上経過しており、じきにウィッチとしての限界も来る。隷下中隊長クラスも十分に育ったし、一生を軍に捧げるつもりなど、さらさらない。そう言う心づもりが、お堅いカールスラント空軍では、彼女を若干「変わり者」にしてしまっている部分もあったが。 「・・・・・!君に、転属命令が来ている。空軍総監部の推薦らしい」 司令は一瞬顔を引きつらせると、軽く手をわななかせた。その後に、徐に書類挟みから一枚の書面を取り出し、突き付けた。 「拝読いたします」 ハンマーシュミット大尉は司令の豹変、ヒステリーよりは、渡された命令に寧ろ面食らった。扶桑皇国海軍の艦上飛行隊への転属?何故、ヒスパニアに展開して、カールスラント本国奪還を企図した戦闘を続けている自分たちの部隊に。そもそも、私からして、陸上基地航空のウィッチだ。当然、離着艦の経験など無い。こんな戦艦とも空母ともつかない母艦へ降りろ等、死ねと言うことか? 「ご命令とあらば飛びます。しかしそれこそ、『グラーフ・ツェッペリン』搭乗予定者だったウィッチを派遣された方が、よくありませんか?」 「現在、ノイエ・カールスラントで新型母艦を建造中だ。こんな中途半端な軍艦に、貴重な離着艦技能を持つウィッチを出せるか!」 成る程ね。総監部の推薦とあるけれど、大方扶桑との関係悪化を恐れた上層部の思惑と、この司令が私を疎んじた利害が、丁度一致したところか。まあ良い、そこまでいうならストライカーを壊してでも、何とか覚えてみよう。発令権者はこの御仁だ。破損消耗した分は、しっかりと補充して貰う。全てに納得したわけではないが、ここは軍隊だ。一度、拝命してしまった命令に抗命は出来ない。 「ハンマーシュミット大尉、了解いたしました。出来れば先任中隊長に引継を行う時間を、出発時刻と手段は・・・明記されていませんが」 「輜重のトラックを回してある。輸送船はマドリードから扶桑への定期便が出ている、二日後出発のフネがある筈だ。旅券の手配はしてある、後は好きにしたまえ」 「有り難くあります」 大尉は手短に敬礼を行うと、さっさと執務室を立ち去っていった。軍紀遵守にも、過去の始末書にも、彼女の瑕疵はほとんどない。言っては何であるが、飛行隊長やウィッチとしての技量もなかなかのものだ。しかし、この司令とはどうにも相性が最悪であった。どちらも無能ではなく、最早これは完全に人間性の問題であるだけに、どうしようもなかったのかもしれない。事実、この航空団司令も「戦闘機部隊指揮官としてなら」、そこそこの人物と評価されていた。ウィッチ部隊の責任を人事上のルーチンワークとはいえ、預けられたことは、まさに彼にとっても悪夢であった。 「全く・・・・ああも小生意気な小娘風情が、ハウプトマンで飛行隊長だと?たちの悪い冗談だ。いけすかんブリタニアの大将閣下の気持ちも、今なら分かるものだ!」 「飛行隊長が転属?何の冗談ですか?」 「いや、どうもお偉いさんは真剣みたいですね。現に私のユニット武装、もうトラックに積み込み始まってるし」 いきなり降って湧いたような話に、四個中隊から編成されるJG124。その先任である、ハンマーシュミットより二つ下の中尉は目を剥いた。彼女も大尉からあれこれ、指揮官としての心得等々を叩き込まれており、最初はカチコチの新品少尉であったが、二年、三年と実戦を潜る内に、全くの現実主義者になっていた。今では大尉の右腕、余りアテにならない航空団司令よりも、主計課や高射砲兵との折衝、連携研究などで、余程頼りになる存在であった。 「どうも日頃の私の言動が、随分と嫌われたらしい。余り、表沙汰にしないようにしていたんですが」 「ショルツの奴でしょう、一度大尉の不時着事故の時、奴も重謹慎食ってますし。今から締め上げに行きましょうか?」 「抗命で2人揃って扶桑に行くことになるよ、そうなったら誰がヒヨッ子の面倒を見るんだい。今や君ら四人や中隊先任が頼り・・・逃げるようで済まないけど、本当にお願い」 ハンマーシュミットの、普段は余り見せない弱ったような顔に、先任中隊長も軽く肩をすくめた。そう、この「変わり者」の大尉は、軍隊に一生を捧げるつもりなどは毛頭ないが、少なくとも、自分が現役の間は「適当にやり」、部下を欠かさず、ウィッチとしての年限まで生き延びさせよと、心を砕いてもいた。正直なところ、飛行隊長である自分が抜けた後、若手に無体な命令を下すのを掣肘できるのは、彼女から見ても一人前になった中隊長。中隊先任士官クラス達であった。自分が扶桑へ行くことは構わないが、まだ、飛行三〇〇時間をやっと超えたばかりのものも多い、若手を残していくのは、何処か後ろ髪を引かれる部分もあった。 なお、ショルツとはJG124整備中隊の古参整備下士官である。整備兵としての腕前は良かったが、性格はお世辞にも誉められたものではない。一度、ハンマーシュミットが連続出撃の疲労から、ラロス改複数の不意打ちを食い、ストライカーに数発被弾。黒煙を吐きながら辛うじて帰り着いた際、よりにもよって破損したのが、最新のFw190Dプロトタイプ三号機「ドーラ」であった。当然、航空団司令は顔色を信号機のように変えながら激怒し、ハンマーシュミットのみならず、ドーラの専属整備を任されていたショルツさえ、重謹慎を食らったのだ。そして、彼はどちらかとういえば、非常に粘着質で根に持つタイプであった。ウィッチの間でも、腕は兎も角、性格の評判は、芳しいとはとても言える人物ではない。 「本国はマトモに、失地奪還をするつもりはあるんですかねえ・・・」 「司令も多分、ここが戦闘機航空団なら大張り切りなんでしょうけどね。残念だけど、引継を始めても良いかしら?」 「了解いたしました。でしたら指揮系統と各兵科との連携から・・・・」 結局の所、引継は一昼夜かかった。航空団司令も流石に、部隊運営に最低限必要な行為まで、阻害はしなかった。しかし積極的な協力も得られなかったし、期待も出来なかった。結局の所、彼女が中隊長や中隊先任を呼集。同じく驚いた彼女たちを何とか説得し、その上で先任中隊長を飛行隊長へ臨時昇任。整備中隊、高射砲兵、ラダール班、主計課などと折り合いを付けるのには、それほどの時間が必要であった。 とはいえ、これは寧ろ短い部類に入る。ハンマーシュミットが自らも事故を(激戦地区を飛ぶことが多い故に)何度も経験し、十数枚も始末書を書いていること。元より、リベリオンに疎開していた親族を頼って、軍に志願するまえに居住していた際、住民権を得る手続きから始まり、祖国を失った彼女の人生は、書類仕事で満ちていたのだ。彼女は元々、大ざっぱと言うには言いすぎだが、ウィッチに経験を積ませること。無駄死にさせないこと意外は、余り拘泥しない。ストライカーと武器の性能も、高性能であることに越したことはないが「飛んで撃てればいい」と、強いこだわりは見せなかった。 しかし反面で、書類仕事に長けた能吏としての、意外な一面も持ち合わせていた。このあたり、自然と若手への教育者として振る舞うことも多かったことが、能力に磨きをかけていた。 *一九四四年五月一九日〇四〇〇時、同野戦飛行場営門 「じゃあ、『大尉』。本当に申し訳ないけれど、部隊を宜しく」 「無事の凱旋を祈っています、『隊長』」 ようやく引継、再編の目処が立った拝命より概ね二日後の早朝。営門にて今や飛行隊長となった第一中隊長(兼任)。そして扶桑へ転属させられる羽目になったハンマーシュミット大尉は、言葉少なに、しかし互いに信頼しきった目元で敬礼と答礼を交わした。そう、確かに私のウィッチとしての寿命は、後一年弱。だけど、それまでに扶桑での厄介ごとを済ませ、帰ってこられる可能性が皆無ではない。 それ以上は言葉を紡ぐことなく、僅かに会釈すると、2人の大尉は。片方は営門を潜り、新たな飛行隊長として。片方は、内心に懸念を抱えつつも表情に出すことなく、ベンツL3000型四輪トラックの助手席に乗り込んだ。「願います」と、輜重隊の軍曹に頷くと、彼は黙礼して車輌を、扶桑からの輸送船が待ち受けているはずのツーロンへ、未だに宵闇明けやらぬ中を、一路走らせ始めた。 「大尉、失礼ですが」 「何でしょう?」 「大尉は・・・リベリオンからの出向なんですか?正直、そいつを見かけるのは輜重でも珍しいもんで」 道も終わり、ツーロン市街に入りかけた頃、些か表情の読めないウィッチの大尉に、まだ二十代半ば程度の軍曹が、おずおずと話しかけた。彼の視線は、大尉のガンベルトに収まった大振りな拳銃。リベリオン製M1911A1に向けられている。実際、カールスラントのウィッチが自衛用に携帯する拳銃は、ワルサーPPKからM712シュネルフォイアーに至るまで、多種多様だが、殆どは国産品だ。リベリオン製大型自動拳銃を持つものなど、殆どいない。軽く苦笑すると大尉は応じた。 「最初は家族親族共々、リベリオンに疎開してね。そこで銃器携帯許可も取った、移民のウィッチと言うだけで襲われることもありましたから」 「そりゃあ・・・また何とも。失礼しました」 「良いんですよ、空でも結構役に立ちます。ラロス程度なら一弾倉使えば落ちるんですよ?」 「そんな大砲みたいな拳銃なら、違いありませんやね」 軽く笑い声を挙げた軍曹に会わせて苦笑する。まあ、もっとも便利なのは空の上だけではない。 (あの子達に任せてあるから大丈夫だとは思うけど・・・・司令。もしも帰隊した時、新人を無駄死にさせてたら、落とし前は付けさせて貰いますよ) 埒もないことを我ながら思ったが、半ばは本気であった。アーデルハイト・ハンマーシュミットというウィッチは、指揮権をいきなり剥奪された挙げ句、部下を無駄死にさせられてまで、黙っているほど大人しい人物ではない。出来れば、この四五口径が硝煙と共に魔力付与の弾薬を吐き出すのは、ネウロイ相手だけでありますように。 基地より三時間ほどの時間をかけ、到着したヒスパニア港。ブリタニア本国を除けば、辛うじて維持されている数少ない欧州の整備された大規模港湾には、扶桑皇国の国旗。そして徴用船舶であることを示す、軍艦旗を掲げられた大型高速貨客船が停泊していた。船尾には扶桑語で大きく船名がステンシルされている。珍しいことに、デリックを用いず、ほぼ埠頭の高さそのままに、喫水を調整することで合致させた車輌用乗降口。そこからスロープを降ろし、牽引重砲と装軌牽引車。そして、弾薬や観測機材を満載したトラックが、何十台と降車し始めている。アルプス山脈という、ネウロイにとって天然の要害を有するヒスパニア方面では、弾着観測班の山岳歩兵を前進配置し、ネウロイを阻害する砲兵こそ、戦場の女神であった。 「へぇー・・・・にぎつ丸。これ、扶桑のミヤヒシ海運が使ってる最新の船舶ですよ」 「流石輜重下士官。フネには詳しくないけれど、どんな感じの貨客船かしら?」 「何でも今は軍用に改造されてますが、元はリベリオンのRORO船を真似たとか。満載で巡航二〇ノットは出るそうです・・・と、あれが出迎えじゃないですかね?」 見れば、こちらは車両用スロープではなく、にぎつ丸のタラップから、扶桑皇国陸軍の野戦将校軍衣に身を包んだ士官が下船し、足早にこちらへ向かってきた。階級を見れば中尉である。ハンマーシュミットと軍曹も手早くトラックから降りてしまうと、彼に向き合った。士官は敬礼の後、意外に流暢なカールスラント語で、話しかけてきた。 「失礼いたします。扶桑皇国陸軍船舶工兵、林丈治中尉です。JG124のアーデルハイト・ハンマーシュミット大尉で宜しいでしょうか?」 「はい、中尉。日向着任を命ぜられた、ハンマーシュミットです。どうか、宜しく」 「有り難うございます。大尉には車輌ごと、にぎつ丸に乗艦していただき、扶桑の佐世保軍港の戦艦日向へ着任していただきます」 「それはいいのですが・・・軍曹はどうするんです?」 確かに車輌ごと、いちいちデリックを使わずに乗り込めるのは便利だ。しかし、まさか余所の部隊の輜重下士官まで輸出してしまうわけにもいくまい。それに対して軍曹は、埠頭の五〇〇メートルほど外れた集積所に、その他の輜重物資と共に降ろされた車輌群を指さした。 「ああ、私でしたら。あそこに置いてあるノイエ・カールスラントから運んできたトラックの一台を、補充品として受領予定です。こいつを船内に運んだら、それで原隊へ物資共々、帰隊を命じられてます」 「そういうことでしたら」 「ええ、では軍曹。私が車輌誘導を行うので、にぎつの船内までは運転を願いたい。頼めるかな?」 「おやすいご用で」 輜重が本職の下士官、船舶工兵という物資運輸が本業の特技士官の案内。そしてにぎつ丸のRORO船そのままの構造にも助けられ、車輌甲板への移動は比較的スムーズに行えた。軍曹は、ではご武運を短く敬礼と答礼を交わすと、足早に自らが担当する車輌へと歩み去っていった。 「にぎつは元が貨客船ですので、大尉にも二等船室ですが個室があります。武器・装備は拳銃を含め、残念ながら佐世保へ到着するまで、お預かりいたしますが」 「宜しくお願いいたします」 「ああ・・・それとですが」 彼女のガンベルトを受け取った林中尉は些か困ったような、しかし悪戯っぽい笑みを浮かべた。 「失礼ながら、海軍サンよりなるたけ弾薬が共通化できる武器も、一緒に運んで欲しいと依頼されまして。ノイエ・カールスラントより我が国が購入したMG42一式を、大尉へ譲渡いたします。何、うちの陸軍が試験導入するものを、貸与する形ですので問題はありません」 「ご面倒をおかけします。BARも良い小銃ですが、本物の機銃があればそれはそれで」 「まあ、海軍サンの頼みってのもありますがね」 三十路絡みの船舶工兵中尉は、微笑を苦笑に変えながら、砕けた口調で続けた。 「私から見れば、年の離れた妹か姪くらいのお年です。それで命を張ってるんですからね。失礼ながら。船長も多少思うところがあったようで、ノイエ・カールスラントに立ち寄った際、お国から許可を頂きました。勝手かもしれませんが」 「ご厚情、心より感謝いたします」 どうやらこの、林中尉や船長は至極一般的な大人として、まだ二十歳にもならない少女に、せめてまともな武器をと思い、MG42を確保してくれたらしい。大量製造を行っている規格品の、戦時量産機銃とは言え、半ば放逐に等しい扱いを受けたウィッチに対する扱いとしては、破格の厚遇だ。後方支援国家の余裕という奴かもしれないが、今は素直に厚情に感謝したかった。林中尉は良いんですよと軽く片手を振ると、にぎつの出航時刻を伝えた。 「にぎつは後、三時間ほど物資の積み込みを行った後、ブリタニア海軍の護衛を受けて出航します。空襲の恐れは少ないでしょうが、今の内に休まれた方が良いです。海の上は面倒で・・・では」 ほどなくして年かさの船舶工兵中尉は、扶桑陸軍独特の。脱帽時の一〇度の礼を行うと、ハンマーシュミットの個室から去っていった。ふっと息を吐くと、彼女も個室の寝台に腰掛けた。全く、この数日間にいきなりの急展開で、将校らしい演技も限界だ。多少眠らせて貰おう。扶桑の陸軍が案外、話せる相手であったのはせめてもの救いだ。出来れば、着任先の扶桑海軍もそうであって欲しいものだが。 カールスラント帝国空軍大尉という職掌から、自らを解放したアーデルハイトは、個室の施錠を確認すると、軍衣の上着をハンガーに掛けて、早々に寝台で寝込んでしまった。まだ、にぎつの出航までに時間はあるが、それなら尚更早々に寝てしまおう。洋上ではブリタニアの海軍が護衛してくれるとは言え、仮に長距離型ネウロイが出てきた場合、この船が大破撃沈される可能性もある。今ならば、港に飛び込めば助かるが、洋上ならば尻に帆かけて甲板へ逃げ込み、救命ボートに命を託す羽目になる。考えたくもないが、そんな事態にも備えて、何よりここのところの雑事を忘れるために。 兵隊らしい思考の切り替えの早さで、アーデルハイトはすうすうと寝息を立てて熟睡に移った。あの船舶工兵中尉の言葉通り、ヒスパニアが貴重な外貨取得手段としている、一次産業品(農産物が殆どだ)。そして、後方での治療が必要な傷病者や連絡移動要員などを乗せたにぎつ丸は、ブリタニア海軍の護衛戦隊に守られ、ヒスパニアを出航。 多忙さ故に八時間は熟睡してしまったアーデルハイトの懸念は幸い杞憂に終わり、ネウロイの空襲を受けることもなく、無事に扶桑を一路目指すこととなる。そこで彼女は、ウィッチ嫌いのJG124とは別の意味で、大いに面食らう指揮官や部隊、後々の戦友達に顔を合わせ、大尉以上の階級と飛行隊長の経験を持つ、貴重なベテランとして。そして何より、不本意ながら、部隊が無数に巻き起こすトラブルに関する始末書。それを一手に捌く能吏として、活躍することになる。 ウィッチとしての現役年限を終え、解放されたカールスラント本土。カイザーベルク方面の女性地方公務員へ転職した彼女は、後にこのように語っている。 「よく、ウィッチと言えば華々しい武勇伝が多いですが、私にとって、あの部隊に於ける最大の敵はネウロイではなく、始末書でした。それも戦友達の・・・まあ、そのお陰で、今の仕事に随分役だってくれているんですが」 かの部隊、そしてカールスラント空軍に於いても、昼間戦闘のエースの一人である彼女をして「最大の敵」と言わしめた、第六六六航空隊の始末書が、どれほど膨大な分量であったのか。それはまた、別の話に譲りたい。兎に角、今の彼女は始末書ではなく、住民票や戸籍簿、あるいは地方税関連の書類を、過不足なくチェックし、決済し続ける、真面目だが意外に洒落の分かる公僕として、部下や市民から慕われる人生を送っているという。 *追記:ハンマーシュミット大尉名言(?)録 「人間は死んだらお仕舞だけど、機械は壊れてもいろいろ使い道があるそうよ」 「私は『英雄』じゃないの。事務屋の少佐殿の手柄のためにあなたたちを殺すのは、任務に含まれてないわ」 「軍隊でも、命は重いの。ただの負傷と違って、肩を貸して飛んであげられない」
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名前:ラクシャーサ 所属:ハールート・マールート イスラム系の過激派宗教団体。ラクシャーサは活動費用を稼ぐための道具扱い。アンドロイドの人格を認めていない。 参加理由:「俺より強い奴に会いに行く」 性別型:男性系 容姿: 鳥型の頭部を持った亞人系のロボ。カラーリングは赤を基調とし、ところどころに黒いラインが入る。 長髪を模した放熱ケーブルが頭から腰まで伸びている。太い尾がついている。全長約1.6メートル。 性格:バトルマニア 武装: 黙熾 火炎放射器及び排熱再利用機関。口から炎を吐きだすというシンプルな攻撃。生じた熱をエネルギーに転化するシステムがついており、使い続けることで火力・本体性能が上がる。 起動から発射までのラグがほとんど無い分、初期火力はあまり高くは無く、並の装甲を溶かすにもしばらく炎を当て続ける必要がある。名前のわりに貧乏くさい武装。 葬聖 尻尾。自由自在に動く強靭な尾。先端は刃になっている。全長が低めなのは、直立した際に尻尾の長さが考慮されていないため。 自分の意思で取り外すことができ、ある程度の距離なら遠隔操作可能。小型のカメラを内蔵しており、偵察に使える。名前のわりに姑息な武装。 概要:戦えれば何でもいいタイプ。製作元が当時資金難だったこともあり、その知識・思考能力は戦闘に偏っている。ミノタウロスへは初参加だが、ロボットファイト自体は経験済み。 基本戦術:近接では格闘戦・中距離では火炎放射、距離を取られれば手を地面につけての高速走行で追う。黙熾のブーストが威力を発揮してからが本番。
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誕生日プレゼント・ホワイトデーのお返し 誕生日プレゼント・ホワイトデーのお返しプレゼント解説 桜井琉夏 桜井琥一 不二山嵐 新名旬平 紺野玉緒 設楽聖司 宇賀神みよ 花椿カレン みよ・カレンのお出かけアイテム宇賀神 みよ 花椿 カレン プレゼント解説 誕生日プレゼントは友好・友だち以上で最も好感度の高いキャラ※、男女1人ずつからもらえる 誕生日2のアイテムは、2年目ではなく2回目にもらうもの、の意味 ファッションアイテムのプレゼントは、好き以上になると順番関係なく優先してもらえる 誕生日が3月だと、2回しかもらえない(3年目3月1日に卒業のため) ホワイトデー(Wデーと記載)のお返しアイテムは友好以上でもらえる クリスマスプレゼントはパラ補正がないため省略 好感度2位以下で、好感度友好以上のキャラと誕生日デートをすると、デートをしたキャラからのプレゼントをもらうことになる(好感度1位キャラからはもらえない) ↑ 桜井琉夏 アイテム名 ス 学 芸 運 気 流 魅 誕生日1 写真集 イルカと泳ぐ海 -5 - - - - 5 - 誕生日2 エンジェルモチーフのキーホルダー - 10 - - - - - 誕生日3 サクラソウのチャームリング アクセサリー(WHITE) Wデー1 天使が踊るオルゴール -5 - 5 - - - - Wデー2 古い賛美歌集 - - - - 10 - 5 ↑ 桜井琥一 アイテム名 ス 学 芸 運 気 流 魅 誕生日1 オールディーズのCD -10 - - - - - - 誕生日2 ビンテージミルクグラスのマグ -5 - - - - - 5 誕生日3 サクラソウの七宝リング アクセサリー(RED) Wデー1 ヴィンテージバイクの写真集 -5 - - - - 5 - Wデー2 オールデイーズのピクチャーレコード - - 5 - 10 - - ↑ 不二山嵐 アイテム名 ス 学 芸 運 気 流 魅 誕生日1 どくろクマストラップ - - - - - 10 - 誕生日2 スリースタースポーツのミニボストン - - - 5 - 5 - 誕生日3 アイオライトのペンダント アクセサリー(BLUE) Wデー1 瓶詰めキュッパキャップス - - - 10 - - - Wデー2 ハートの小物入れ - - - - 5 - 10 ↑ 新名旬平 アイテム名 ス 学 芸 運 気 流 魅 誕生日1 デザイナーズミニトート - - - - - 5 5 誕生日2 ローズクォーツのラリエット アクセサリー(PINK) Wデー1 オルゴール付きキラキラメリーゴーランド -5 - - - - 10 - ↑ 紺野玉緒 アイテム名 ス 学 芸 運 気 流 魅 誕生日1 ストライプキッチンミトン - - - - 10 - - 誕生日2 車窓の風景写真集 -5 - 5 - - - - 誕生日3 天然石の3連ブレスレット アクセサリー(GREEN) Wデー1 駅名キーホルダー - 10 - - - - - Wデー2 陶器の調味料入れ - 5 - - 10 - - ↑ 設楽聖司 アイテム名 ス 学 芸 運 気 流 魅 誕生日1 シルクサテンのハンカチ - - 5 - - - 5 誕生日2 ヌメ革のパスケース - 5 - - - - 5 誕生日3 ピンクゴールドのアンクレット アクセサリー(ORANGE) Wデー1 七色のマカロン - - 5 5 - - - Wデー2 青いコンパクトミラー - - 5 - - - 10 ↑ 宇賀神みよ アイテム名 ス 学 芸 運 気 流 魅 誕生日1 開運アロマキャンドル -5 5 - - - - - 誕生日2 バスプラネタリウム -5 - 5 - - - - 誕生日3 オリジナルサンキャッチャー - - 5 - - - 5 ↑ 花椿カレン アイテム名 ス 学 芸 運 気 流 魅 誕生日1 シャワージェルラズベリー -5 - - - - - 5 誕生日2 おやすみベア桜の香り -10 - - - - - - 誕生日3 手作りバンビのマスコット - - - 10 - - ↑ みよ・カレンのお出かけアイテム 宇賀神 みよ 場所 アイテム パラメーター 誘う 書店 ポケット単語帳 学力+1 早覚え技100選 学力+3 苦手科目の参考書 学力+5 映画館 パンフレット 芸術+1 PV特集冊子 芸術+3 CG技術特集冊子 芸術+5 ゲームセンター 小さなマスコット 気配り+1 ぬいぐるみ 気配り+3 バンビのぬいぐるみ 気配り+5 - アクセサリー ショップで売ってる物をランダムで 誘われる 水族館 イルカのペンスタンド 学力+5 動物園 シマリスのぬいぐるみ 芸術+5 プラネタリウム ミニチュアチューブラーベル 気配り+5 花椿 カレン 場所 アイテム パラメーター 誘う 森林公園 ミネラルウォーター 運動+1 酸素入りドリンク 運動+3 ボディサプリメント 運動+5 公園通り 美味しいもの特集 流行+1 最新ファッション特集 流行+3 先読みトレンド特集 流行+5 駅前広場 ピンクのリップ 魅力+1 ほのかに桃色チーク 魅力+3 桜の香りフレグランス 魅力+5 - 10%割引チケット 買い物で利用可能 - 30%割引チケット 買い物で利用可能 - 50%割引チケット 買い物で利用可能 誘われる ショッピングモール 限定ショップバッグ 魅力+5 カラオケBOX 特性マラカスセット 流行+5 臨海公園 椿のフレグランス 気配り+5 ↑
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ギャラクシアン3 【ぎゃらくしあんすりー】 ジャンル 3Dシューティングガンシューティング 対応機種 アーケード(大型施設)プレイステーション 発売・開発元 ナムコ 稼働開始・発売日 アトラクション版:1990年アーケード版(GT-6):1993年プレイステーション版:1996年 判定 なし ポイント ナムコの技術の粋を結集したゲームセンター向けアトラクション UGSFシリーズリンク 概要 特徴 機種 バージョン・シナリオ 評価点 問題点 総評 余談 参考資料 概要 かねてからアミューズメント施設と言う物に興味を抱いていたナムコが企画・製造した、空前絶後の超大型ゲーム。 1990年4月に大阪府大阪市および守口市で開催された「国際花と緑の博覧会(花博)」にあわせて制作された。企画名は「プロジェクトドラグーン(PROJECT DAGOON)」。これはこのゲームのシナリオ(のうち第一章)の名称でもある。 タイトルの「3」は正しくは、べき乗表記のように右上に小さく書かれ、『ギャラクシアン³』という形になる。(上に載せたPS版パッケージのタイトルロゴを参照)。(*1) 特徴 それまでも大画面による映像アトラクションは世に多かったが、インタラクティブなゲームと呼べる物は存在しなかった。そこで「30人くらいが同時にプレイできるゲームを作ろう」という発想から作られたのが本作である。 ムービーにポリゴンを重ねて表示し、プレイヤーの操作によってそれをリアルタイムで処理して破壊する表示をしている。 最大プレイヤー人数28人。16基の三管式プロジェクターを用いて360度全周モニタースクリーンを実現。スクリーン32枚、構成基板数100枚程度。油圧機構により床全体が揺動する。その部品構成の中には『ウィニングラン』などで使われていたシステム21基板(*2)が17枚も使われている。 プレイヤーたちは重戦闘艇「ドラグーン」のガンナーとなり、眼前に据え付けられた機関銃型のコントローラーを操作して敵を攻撃する。機体の移動には干渉できず射撃のみを担当するため、実質的にはガンシューティングゲームの一種(レールシューター)であると言える。 コントローラーには両手の指で押す2つ(GT-6は4つ)のトリガーボタンがあるが機能はすべて同じ。ひたすら撃ちまくるだけであり特殊武装などはない。押しっぱなしでも連射されるが手で連射したほうが速い。 ドラグーンにはシールド耐久度が設定されており、尽きるとゲーム途中でもミッション失敗(ゲームオーバー)となってしまう。また最後のターゲットを時間内に破壊できなくてもミッション失敗となる。 得点は表示されないが計測されており、ゲーム終了後にプレイヤーの成績ランクや得点順位が表彰される(GT-6は常に得点が表示される)。 機種 本作はアトラクション版こと28人版と16人版、アーケード版こと6人版、PS移植版が存在するが、移植版を除く全てが巨大である。 28人版「GH-28」 最大28人のプレイヤーが外向きに円形に並べられたシートに着席して、360度全周スクリーンに向かってプレイする。施設の床全体が油圧により激しく駆動する。揺動の最大上下幅は2メートル以上。 1号機は1990年に「国際花と緑の博覧会」で展示され、1992年にナムコが経営していた東京都世田谷区の大型アミューズメント施設「ワンダーエッグ」に移設された(2000年に閉園のため廃棄)。また2号機が1993年に横浜市の大型ゲームセンター「プラボ鶴見店」に設置された(1997年に改装のため廃棄)。 16人版「GM-16」 シートが2席単位で電動駆動する。1991年より国内4カ所のアミューズメント施設やショッピングセンターなどに設置され、さらに台北(中華民国)でも確認されている(*3)。2003年に国内の全機が稼働終了。 6人版「GT-6」 後述の『スターブレード』リリース後に、『ギャラクシアン3 シアター6』としてゲームセンター向けに作り直したバージョン。通称「GT-6」「シアター6版」。1993年3月稼働開始。 2つの出入口を備えた小部屋の壁一面がスクリーンとなっており、2基並べた120インチプロジェクターでヨコ約5メートル、タテ約2メートルの映像を投影。6人のプレイヤーが横一列に並んで座りプレイする。シートは駆動しない。 ゲームセンターに設置されるゲーム筐体としては、当時としては史上最大のアーケードゲーム。一応は一般のゲームセンターにも設置可能なサイズであり、最盛期には国内各地にとどまらず海外にも設置された。しかし約1,200万円(*4)という価格と、占有面積約5メートル四方・高さ約2.5メートルという巨大さ、極端なまでの重量のため、やはり導入できる店舗は限られていた。 プレイ料金は店が独自に設定できたが1プレイ500円もしくは300円の場合が多かった(アトラクション扱いのマニュアルモードも可能)。2010年に国内の全機が営業稼働を終了。 後の1994年に映像とゲームシナリオを続編に入れ替えた別バージョンも登場した(後述)。 PS移植版 GT-6をもとに、家庭用ゲーム機に移植したもの。GT-6の移植である「PROJECT DRAGOON」と、新作シナリオ「THE RISING OF GOURB」の2つからゲーム内容を選択できる。 射撃性能を「NORMAL」「WIDE」「POWER」「RAPID」の4タイプから選ぶことができる。マルチタップ対応で最大4人同時プレイが可能(マルチタップなしでも2人同時プレイ可)。アナログジョイスティック、マウス、ネジコンに対応。 1996年4月26日発売。2014年2月12日よりゲームアーカイブスで配信。 バージョン・シナリオ 『プロジェクトドラグーン(PROJECT DRAGOON)』(対応 全機種) 基本的なシナリオ。重戦闘艇ドラグーンで地球破壊を狙う要塞兵器キャノンシードを破壊するというもの。 PS版にもこちらが移植されている。 アーケード(GT-6)版は同シリーズの『スターブレード』に続くナムコの3DCGガンシューティング第二弾にあたる。 『アタック・オブ・ザ・ゾルギア(Attack of the ZOLGEAR)』(対応 GT-6、1994年稼働開始) GT-6向けに発売されたコンバージョン(換装)キットで、前述の『プロジェクトドラグーン』の続編シナリオにあたる。内容はドラグーンJ2で植民惑星エクシアに侵攻した巨大生物兵器ゾルギアを体内から破壊するというもの。 途中二箇所でプレイヤー多数決によるルート分岐がある。 こちらはPS版には移植されていない。 ちなみにSYSTEM21基板で開発された最後のゲームとなった。 『ライジング・オブ・ガーブ(THE RISING OF GOURB)』(対応 PS移植版) PS版で追加されたシナリオ。ドラグーンRで人類への復讐を開始した巨大移動要塞ガーブを破壊するというもの。 シリーズでの時系列上では『プロジェクトドラグーン』と『アタック・オブ・ザ・ゾルギア』の間に起きた出来事となっている。 評価点 ビデオゲームの歴史上、おそらく最大の筐体とスクリーン 28人版と16人版は、360度全周スクリーンにより視界の全てがゲーム画面となる。これによる臨場感と没入感は筆舌に尽くしがたい。 GT-6も、ゲームセンターに設置されるゲームとしては史上最大(当時)のスクリーンサイズであり圧倒的な臨場感を味わえる。小部屋タイプで音や光が外部と隔離されていることも臨場感を高めており、音響効果も抜群である。 当時の水準をはるかに超える迫力の映像 大型施設ゲームにふさわしく、ゲーム基板も当時の水準を超える性能であり、美麗で迫力あるゲーム映像を実現している。 敵機や背景の緻密さ・美しさだけでなく、ストーリーの流れやカメラワークも秀逸である。 なお、花博で稼働した際はすべてのゲーム映像をリアルタイム表示していたが、ワンダーエッグに移設される際に、背景や大型敵はレーザーディスクにムービー収録、小型の敵機や敵弾などはリアルタイム表示で両者を重ねるという形に変更された。16人版やGT-6もこの形式である。 係員による出撃前のブリーフィング 花博やワンダーエッグでの稼働の際は、順番待ちで並んだり、施設内に入って着席するという流れを「戦闘準備」として演出しており、係員はUGSF軍の制服を着用、プレイヤーへの指示や安全注意も「出撃前の戦士に対する作戦説明」という体裁で行っていた。これによりゲームが始まる前から気分を十分に盛り上げてくれ、順番待ちもさほど苦にならなかった。 GT-6稼働時も、気の利いたゲームセンターでは店員が肉声で「ドラグーン発進!」などと号令をかけてくれた例もある。 問題点 座った席によりスコアの取りやすさが大幅に左右される(28人版・16人版) 28人版と16人版は、重戦闘艇ドラグーンの全方位に円周状に配置された銃座の一つに座って射撃するというゲーム内容である。したがってプレイヤーが見る映像も担当する射撃エリアも席によって全く異なっている。座る席が違えば違う映像を味わえる点は長所と言えるのだが、スコアの取りやすさにも大きな差が生じており、平等なスコア争いが成立していない。 大事な場面で高得点の敵が正面に位置するシート(28人版では26番前後のシート)が最も点を取りやすいとされ、この席を狙って入場並びを調節する客もいた。 稼働後期は着席後にドラグーンの進行方向がランダム化されるようになり席順調整が無意味となった。しかし、運のみでゲーム開始と同時に高スコアへの道が閉ざされるという仕様は、本作をゲームとしてやり込みたい層からは不評であった。 ゲーム展開が毎回まったく同じ(GT-6) GT-6版は、スクリーンに映し出される映像や出現する敵の配置は毎回同じであり、それを記憶して照準をすばやく正確に合わせることがプレイヤーに要求される技量となる。 大掛かりなゲームの割に奥の深さはさほどでもない。映像や雰囲気は最高なのだが、繰り返し遊んでいるとシンプルすぎるゲーム内容に飽きや物足りなさを感じやすい。 続編『アタック・オブ・ザ・ゾルギア』ではステージ分岐が存在するものの、ステージ内の展開自体は毎回変わらない。 総評 350度回転の大型筐体が存在した『ギャラクシーフォース』もビックリの超大型アーケード筐体。と言うかアミューズメント施設。もはや大型筐体という言葉では表現しきれないほどの威圧感である。 現在、28人版は解体廃棄されて現存しておらず、16人版については現存が噂されているが稼働可能な状態ではないと思われる。この2機種に関しては二度とプレイすることは不可能であると思われる。 唯一稼働可能な6人版「GT-6」は日本に2台が確認されているものの、1台は個人所有(*5)なので所有者の友人のみがプレイ可能。 もう1台は有志団体が所有していて、一応一般人でもプレイ可能ではあるが、常時開店しているゲーセンに設置されているのでは無く、不定期でのイベント開催時のみプレイ可能となっている。 映像作品・映像アトラクション施設としては当時最高峰の物ではあるのだが、射撃ゲームの敵配置としてはさほど工夫が見られず、プレイヤー側が技巧を凝らす余地が少なめである。 また、28人版および16人版における、ランキング上位の取りやすさが運だけで左右される仕様にも否定的な声があった。 反復プレイで腕前を上達させていくビデオゲーム的な楽しさは、それほど重視されていなかったといわれても仕方のないところであろう。 しかし、レーザーディスクとポリゴンボードという当時取り得た最高峰の技術を結集して創り出されたSF映画のようなシーンが、多くの人を虜にしたのもまた事実である。 もう二度と実現はしないであろう、28人による同時プレイ、全天周スクリーン。アトラクションとしては間違いなく一つの名を残す作品だったと言っても過言ではあるまい。 残念ながら当時の空気はもはや動画の中にしか残されていない。唯一まだ現物の残るGT-6も、レーザーディスクプレイヤーやプロジェクターの故障などに見舞われつつも有志が手弁当とカンパで修理、あるいは代替機を開発(!)しながらかろうじて動かしている状態であり、いつ稼働不能になってしまうか予断を許さない状態にある。 もし、本機の一般公開に立ち会うことができたなら、是非、当時持ちうるありったけの技術を投入して描きだした「宇宙」を味わってほしい。 余談 当初ギャラクシアンでも何でもなかったが、社長の「なんだか良くわからないからダメ。ギャラクシアンなら良いよ」という発言によってギャラクシアンシリーズの3作目になった。 『ギャラガ』が「ギャラクシアン2」という扱い。『ギャラガ』の後継作である『ギャプラス』は当初ギャラクシアンシリーズの中には含まれなかった。(*6) アトラクション版しかなかった当時に本作のコンセプトとアイデアを引き継いで、ゲームセンターにも設置できる1人プレイ用のコクピット型ゲームとして、本作と同じシリーズ及び続編に属しながら新規に開発されたのが1991年に稼働開始した『スターブレード』である(*7)。 このスターブレードでも本作同様にSYSTEM21基板を使用。またナムコ初の3DCGガンシューティングにもなった(第二及び第三作目が本作のGT-6版2種である。第四作目は1996年稼働開始の『タイムクライシス』。)。 GT-6版において、『アタック・オブ・ザ・ゾルギア』発売後は殆どの店舗がそれに換装されたが、中には前作『プロジェクトドラグーン』をも残したかった店舗もあったようで、特殊な例としては「両シナリオの基板とレーザーディスクを筐体内に収めて、両者をいつでも切り替えできるスイッチを店舗側で独自に開発して設けて稼働させていた」店舗も存在していた。店舗側の粋な計らいと言える。 GT-6に匹敵する大型アーケードゲームとして、同じナムコによる『リッジレーサー フルスケール』がある。ゲーム内容は3画面版『リッジレーサー』とほぼ同じ(*8)だが、大型プロジェクターを横に3画面分つないで視界ほぼ全てをカバー、さらに座席として実車のユーノス・ロードスターを1両まるごと使用した破格のゲームである。 本作を凌駕する全体面積と体積のゲームは本作の時点で規格外であったこともあってか当然?しばらく登場しなかったが、約14年後の2007年、コナミのメダルゲームである『グランドクロス』シリーズが更新した。こちらは2020年代に入っても新作(バージョン)が発売、稼働されているなどの人気と歴史を誇るが、やはり『ギャラクシアン3』(GT-6)をも上回る体積と面積故か、設置できる店は非常に限られている。 似たようなコンセプトのゲームとしてはアークシステムワークスが2009年にリリースした『ドラゴンハンター』がある。 GT-6同様の、小部屋タイプの筐体を使った5人同時プレイ可能の擬似3Dシューティングで、視界を覆い尽くす180度湾曲スクリーンが大きなウリ。ファンタジー世界でドラゴンを狩りまくる低年齢層向けの作品だったが、ギャラクシアン3と異なりステージ数も多い上にループ制の内容だった為かプレイ感はかなり酷であった。 専有床面積とスクリーンサイズではGT-6を超えるほどの巨大さで、当然それに見合う高額商品でもあった為、出回りは非常に悪く、数年後には稼働報告例が途絶えてしまっている。 『アタック・オブ・ザ・ゾルギア』に登場したゾルギアは後年、UGSFシリーズである『スターイクシオン(PS)』や『バウンティハウンズ(PSP)』にも登場している。 更にゾルギアの劣化コピーとも言える物がお蔵入りとなった『NewSpaceOrder』で惑星攻撃用のユニットとして登場していた。 花博においてナムコが出展したアトラクションは、ひとつは本作、そしてもうひとつが『ドルアーガの塔』である。簡単に言えば「ライド型アトラクションにガンシューティングゲームの要素を盛り込んだもの」である。花博終了後は本作と共にワンダーエッグへ移設され、そこでも大人気を集め、本作と双璧をなすワンダーエッグの目玉となった。 28人版の全容を知りたくてYouTubeを探す場合は、“GALAXIAN3”“Project Dragoon”だけでなく“ナムコ ワンダーエッグ”“namco WONDER EGG”などの検索ワードも推奨。きっと紹介動画が見つかるだろう。 参考資料 + プレイ動画と資料写真 28人版(花博) 並んでいる時のブリーフィングから着席・プレイ開始までの流れが記録されている貴重な映像。BGMが大幅に別物な点にも注目。 28人版(ワンダーエッグ) こちらはプレイ終了から離席・退出の流れまでが記録されている。ワンダーエッグ内の雰囲気もわずかながら知ることが出来る。 GT-6 プロジェクトドラグーン(英語音声) 熟練ガンナーによる模範プレイ。日本語音声で見たい方はYouTubeにたくさん動画があるのでそちらを。 GT-6 アタック・オブ・ザ・ゾルギア ナムコ公式(?)ワンダーエッグ紹介動画。 28人版の構造と巨大さがよくわかる場面あり。 資料写真(当時のパンフレットより)
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◆ニーヴェイ=コルシュミット 性別 男 クラス コネクト 主な使用ギア 槍『アラート』 ノルウェー出身。11歳。 とある騒動で親類を亡くす 幼く盲目ながら、友人の竜と共に生きようとするが、働き口は見つからず とある騒動で現場作戦指揮を執っていたキルシュにネストを紹介される 頑張れ男の子。 ・アラート 槍-標準型- 先端に鈴が着き、音の反射である程度の地形を把握する 普段は刃の部分を収納し、白杖として利用している ・対人関係
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「エボルサイド!レディーゴー! ギャラクシーフィニッシュ!」 【名前】 ギャラクシーフィニッシュ! 【読み方】 ぎゃらくしーふぃにっしゅ! 【登場作品】 ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ 【分類】 必殺技 【使用者】 仮面ライダークローズエボル 【詳細】 仮面ライダークローズエボルの必殺技。 ビルドドライバーのボルテックレバーを回すことで発動。 ブラックホールを生み出し移動、対象に近づき強烈なパンチを繰り出して吹っ飛ばす。
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装備可能ジョブ 駆出 戦士 魔術 僧侶 騎士 盗賊 大魔 神官 吟遊 部位 種類 コスト 売却値 最大Lv スキルと効果 進化 足 軽装 4 12000 20 なし なし 基礎能力 HP - MP - 物攻 - 俊敏 5 魔攻 - 回避 9 回魔 - 命中 - 物防 1 会心 - 魔防 2 属性 なし 基礎能力(LvMAX) HP - MP - 物攻 - 俊敏 30 魔攻 - 回避 49 回魔 - 命中 - 物防 4 会心 - 魔防 7 属性 なし ルーン生成 生成結果 確率 のルーンⅣ % のルーンⅣ % のルーンⅣ % のルーンⅣ % のルーンⅣ % のルーンⅣ % セット装備 セット効果 絹の帽子 なし シルクブリオー・上 絹の手袋 シルクブリオー・下 シルクシューズ 障害耐性 毒 0.0% 妨害 0.0% 混乱 0.0% 麻痺 0.0% 暗闇 0.0% 睡眠 0.0% 幻惑 0.0% 封印 0.0% 石化 0.0% 即死 0.0% 属性耐性 物理 0.0% 魔法 0.0% 火 0.0% 冷 0.0% 水 0.0% 雷 0.0% 土 0.0% 光 0.0% 風 0.0% 闇 0.0%
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登録日:2010/01/27 Wed 16 37 02 更新日:2023/06/25 Sun 00 55 13NEW! 所要時間:読めるぞ!約 11 分の項目 ▽タグ一覧 100人乗っても大丈夫! UFO ガトリング ギャラクシーメガ スペースシップ スペースシャトル スーパーギャラクシーメガ スーパー合体 スーパー戦隊シリーズ デルタメガ メガレンジャー ロケットパンチ ロボット 一号ロボ 二号ロボ 合体機 基地 巨大ロボット 戦隊ロボ 量産 電磁戦隊メガレンジャー ※推奨BGM:電磁戦隊メガレンジャー 街に出現したネジレ獣。それを追い詰める俺達。 だがその前に、敵の巨大戦艦が立ちはだかった! メガレンジャー!最終プロジェクト発動だ!! 電磁戦隊メガレンジャー! 見てくれ! 俺たちのギャラクシーメガ △メニュー 項目変更 電磁合体!! スーパー戦隊シリーズ第21作『電磁戦隊メガレンジャー』に登場する巨大ロボ。初登場は第2話。 アメリカで放送された『パワーレンジャー・イン・スペース』での名は「アストロメガゾード」。 見てくれ!俺たちのギャラクシーメガ 全高:55m 重量:20000t 出力:5000万馬力 パンチ力:20メガトン キック力:100メガトン 主動力:イオノパルスシステム テーマソング:「電磁合体! ギャラクシーメガ」(歌:風雅なおと) 同作の一号ロボで前半の主力。宇宙で『電磁合体』した後、大気圏突入という派手な登場の仕方をする。 途中で大気圏内で合体する、というバンクも作られた。 青い巨体と胸に輝く赤いMマークが特徴。 後に二号ロボにあたる遠隔操縦ロボ・デルタメガ(アメリカ名「デルタメガゾード」)と『超電磁合体』することでスーパーギャラクシーメガ(アメリカ名「アストロデルタメガゾード」)となる。 当初はメガディアスという仮称が付けられていた。 玩具「電磁合体DXギャラクシーメガ」では、発光ギミックや振動センサーと連動した音声ギミックなどが搭載されており、バンダイデザイナーの野中剛はこのギミックのため2体合体になったことを証言している。 発進!I.N.E.T.のスペースマシン メガシップ 全長:37m 重量:20000t 最高速度:マッハ24(大気圏内) メガレンジャーの所属する「I.N.E.T.」の保有する宇宙ステーション。 内部には100名程のI.N.E.T.隊員が勤務するが、そのわりに規模は意外に小さい。 何故かUFOみたいな形状をしている。 武装は2連装の『メガパーティクルキャノン』で、邪電王国ネジレジアの戦艦ネジクラッシャーと互角に渡り合えるほど。 機体にはシールドシステムも内蔵しており、ネジレジアの攻撃のみならず、位置探索から防御することも可能。 メガシャトル 全長:11m 重量:150t 最高速度:マッハ3(大気圏内) 普段は地球との連絡に使われるスペースシャトル型宇宙船。メガシップ内に格納されている。 なんとこのギャラクシーメガ、機体を構成するのは上記の二機だけである。 歴代戦隊一号ロボの構成メカでは稀に見る少なさである。しかも、メガシャトルが構成するのは頭部のみ。そこ以外全部メガシップが構成する。 ……殆ど変形ロボである。 決めるぜ!ギャラクシーメガの必殺技 メガサーベル 白銀の柄と刃が一体化した長剣。 そこから放つ必殺剣は無数のパターンがある。 メガフライングカッター:空中に跳躍しサーベル部にイオノパルスパワーを収束させて縦に一刀両断する技。一番使用頻度が多いのはこれ。 メガクロスカッター:×の字を描くように斬り裂く技。 メガサイドカッター:巨大ネジレ獣に向かってダッシュしながら横一文字に斬り裂く技。 メガストレートカッター:メガサーベルで巨大ネジレ獣の肉体を刺し貫く技。 メガフラッシュアロー:イオノパルスパワーで刀身を包んだメガサーベルを敵に投げつける技。ソードビッカーや電光剣ロケッターみたいだと言わない。 メガダッシュカッター:ブースターの出力を最大にし、そのまま敵に超高速で突撃し斬りつける技。その威力はネジクラッシャーをも破壊するほど。 ギャラクシーランス:メガサーベルの刀身部からイオノパルスパワーで槍状に構成、そのまま巨大ネジレ獣を貫く技。 ネジレジアの移動要塞であったデスネジロを一撃で破壊した。 メガハングカッター:メガサーベルで敵を刺し貫き、そのまま上に持ち上げる技。 サーベル電磁ムチ:メガサーベルの刃の部分からイオノパルスパワーを放出し電磁ムチ状にして巨大ネジレ獣を拘束する技。「サーベル電磁ヘビ」という応用技もある。 ブースターライフル ギャラクシーメガの使用する大型銃。これで巨大ネジレ獣を倒した事もある。冷凍ガスも発射可能。 メガシャトルとドッキングすることでブースターモードとなり、大気圏突破が可能となる。 メガシールド 円盤状の盾。巨大ネジレ獣の攻撃を防御するだけでなく、合体後の大気圏突入にも使われる。 プログラムを組み込んで光線反射機能を持たせる事も可能。 ウソだろ?ギャラクシーメガ量産計画 当時、メガレンジャーおよびバンダイスポンサー番組内で放送されていた「電磁合体 DXギャラクシーメガ」のCMではなんと、 量 産 さ れ て い る 。 超巨大ファクトリー内でベルトコンベアーに乗せられ、流れ作業的に建造され、電飾ギミックを点検される一号ロボ……。 シュールにも程がある。 石原慎一が熱唱する、 「GO!GO!デルタメガ~♪」の「超電磁合体 DXスーパーギャラクシーメガ」や 「行くぜボイジャ~マシ~ン~♪」の「銀河合体 DXメガボイジャー」のインパクトに霞みがちだが、 こちらのCMも必見といえる。 プログラム、作動しました。 バトルライザーによる音声入力が可能です。 キーワードは、デルタメガ・インストール。デルタメガ・インストール。 バトルライザー! デルタメガ、インストール!! 頼むぜ!新ロボデルタメガ 全高:43m(シャトルモード)→50m(ロボモード) 全幅:38m(シャトルモード)→23.5m(ロボモード) 重量:15000t スピード:マッハ28(大気圏内)/光速の36倍(宇宙空間) 出力:2500万馬力 キック力:40メガトン メガレンジャーの2号ロボに該当するのが、このデルタメガ。 ギャラクシーメガのサポートロボで、 第20話にて二体に分裂したネジレ獣ワニネジレに苦戦するギャラクシーメガを救うために出撃する。 第19話にて投入されたブレス型パワーアップツール『バトルライザー』からの音声信号を受け行動する自立型で、 基本的にコックピットは搭載されてはいないが、メガレンジャー五人が入り切れるほどの空間はある模様。 I.N.E.T.の技術班チーフ兼ロボのメンテナンス・修理担当たる川崎省吾の父・川崎博士が戦闘プログラムを開発しており、 その名の通りデルタ形状のシャトルモードからロボモードに変形。 両腕のマニュピレーターを『ガトリングブラスター』に変形させ、毎分3000回も高速回転させネジレ獣を狙い撃つ。 なお、敵に強奪されるのを恐れてか、機体内には起動用プログラムディスク挿入口が二個も施されている。 左右のどちらかがトラップで、そこにディスクを入れると自爆プログラムが発動、たちまちデルタメガが自爆してしまう仕組みになっている。 まるで自爆装置を切るような感じである。健太も一歩間違えれば宇宙の塵となっていただろう…。 普段はメガシップの下にいつの間にかできていたスペースドックで待機しているが、I.N.E.T.が月面基地に活動拠点を移して以降はそこに格納されている。 終盤、バーニングユガンデの襲撃で八つ裂きにされ最終決戦にもVシネマ『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』にも参戦できなかったが、 Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』にて復帰。 ガオライオンの雄叫びを受け、24の歴代レッドが駆るメカと共に駆けつけ、二門のレーザー砲『デルタレーザー』を放ちはぐれハイネス・ラクシャーサを攻撃した。 超電磁合体!! 完成!スーパーギャラクシーメガ!! 今こそ!命をかけた超電磁合体 第21話にて、ギレールの策略によりに強奪され、デスネジロから放つ誘導電波により操られたデルタメガを奪回するため、 ギャラクシーメガは超電磁合体を敢行、スーパーギャラクシーメガとなり奪回に成功する。 そのスペックは以下の通り。 全高:65m 重量:35000t 出力:6500万馬力 キック力:40メガトン テーマソング:「最強! スーパーギャラクシーメガ」(歌:山形ユキオ) バトルライザーをコックピットのコンソールにセットし、『03』ボタンを押すことで合体開始。 超電磁合体時には両機ともにメカ形態に分離・変形しながら大気圏突破、 ギャラクシーメガに再合体後、その誘導電波を受けたデルタメガが分離し合体パーツを構成。 通常のギャラクシーメガ同様、胸に輝く赤いMマークが特徴だが、 黒い巨体と巨大な両腕部と両脚部、そして両肩に施されたガトリングレーザーも目立つ。 三角状のヘッドギア部にはメガレンジャーのマークと、操縦する五人のカラーが施されているのも目を引く。 ガトリングレーザーの威力はデルタメガ時の3倍も誇り、状況に応じてはブースターライフルも使用する。 最大の必殺技はコックピットにあるバトルライザーの『01』を押して発動するロケットパンチ・『スーパーギャラクシーナックル』。 発射時には不規則な動きが目立つが、威力は抜群だ。 第31話では省吾がI.N.E.T.研究所で組み立てた強化プログラムで、燃える炎を放ちながら超高速回転で突撃する超電磁スピン『ビッグバンアタック』を放つが、マッドギレール撃破には至らず、その細胞から分裂獣ギギレを生み出すという結果を出してしまい、窮地に陥ってしまった。 第43話にて省吾らの懸命な作業で戦線復帰。 クリスマスイブ決戦時にメガボイジャー、メガウインガーと共に合体技『トリプルメガスパルタン』を放ちネジファントム、ネジヴァルガー、ネジソフィアを撃破した。 しかし第50話ではデルタメガを破壊したバーニングユガンデに挑むも、敗退して機能を停止してしまった。ユガンデのネジリアクターの副作用により彼の巨大化が解かれたため破壊されるには至らなかったが、修理が間に合わず最終話では戦いに参加出来ず仕舞いとなった。 ビックリ!パワーレンジャーのメガシップ 『パワーレンジャー』において、メガレンジャーに該当する『イン・スペース』では主な舞台が宇宙なのでメガシップ(アメリカ名「アストロメガシップ」)はアンドロス(メガレッド)の母船となり、彼を含めたレンジャーの拠点としても活躍している。 内部の様子はスターウォーズとかのSF映画によく出てくる感じのもの。 サポート用の女性AIも組み込まれていたり、アンドロスの親友ゼイン(メガシルバー)が冷凍睡眠されていたりします。 メガゾード形態(パワーレンジャーにおける共通のロボ形態)になる際にはシャトル(アメリカ名「アストロメガシャトル」)との合体を有するが、このシャトルは『ターボ』最終回で、TJ(レッドレーサー兼メガブルー)ら4人がパワーレンジャーの指揮官的存在・ゾードンを救うため乗り込んだ地球のNASADA製スペースシャトルだったりする。よく異星のメカとドッキングできたな…とつっこんではいけない。 そして何故かギンガマンに該当する『ロスト・ギャラクシー』にもメインメカとして登場。 第1話にて、地球から遠く離れたイリノイ星へワープしたレオ(ギンガレッド)、マイク(黒騎士)、ケンドリクス(ギンガピンク)を追いかける為にカイ(ギンガブルー)が 博物館に寄贈されていたメガシップを強引に動かさせて以降、なし崩し的にレンジャーたちに使用されていた。 普段はレンジャーたちが守っているマクロス的な移民船コロニーの内部に停泊しているが、頭部となるシャトルが無いのでメガゾード形態にはなれない。 この中にはスペースレンジャー(メガレンジャー)のモーファー(デジタイザー。メガレンジャーの変身ブレス)が封印されており、第30話(シリーズ通算第323話)においてアンドロス達が再度装着。復活したサイコレンジャー(ネジレンジャー。データから復活した)と11対5を繰り広げた。 続く第31話(シリーズ通算第324話)ではシャトルを持ってきて再びアストロメガゾードに変形、しぶとく生き延びたサイコピンク(ネジピンク)と戦う。 そんなメガシップは、コロニーから避難する民間人を沈めようとする敵母船を止めるため特攻し自爆。壮絶な最期を遂げました。 ちなみにメガシップはアンドロスの私物だったのだが…まぁいいか。人助けの為だし。 その後、ガオレンジャーをベースにした『ワイルドフォース』のエピソード「FOREVER RED」では、歴代レッドが月に向かう為にアンドロスが2号機(アメリカ名「アストロメガシップMk-2」)を使用した。よく予備のやつを用意できたな…。原作側のバンダイCM「ギャラクシーメガ量産計画」が現実のものとなった。 サーペンテラー(大神龍、向こうでは敵の破壊兵器設定)が現れた際にレッドレンジャー達が「メガシップに戻るんだ!」という会話をしていた事からこちらもアストロメガゾードになる事も可能と思われるが、戻ってる間に地球が攻撃されてしまうためその描写は描かれなかった。 なおサーペンテラーはレッドライオンレンジャー(ガオレッド)のバイクの突撃で破壊されている。 まだまだ!ギャラクシーメガその後の戦い 「星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー」では、終盤ブルタウラスと共に巨大化したグレゴリ艦長と魔獣ゲルマディクスに挑むが、圧倒的な戦闘力に苦戦。 ギンガマンのアースを受けたI.N.E.T.の人工衛星が魔獣要塞ゲルマディックを破壊され、結界が消えたことで五大星獣が帰還したことで形勢逆転。 五大星獣は超装光ギンガイオーとなり、ブルタウラスとの合体攻撃でゲルマディクスを撃破。 ギャラクシーメガもまた、メガストレートカッターを放ちグレゴリを倒すのだった。 これがギャラクシーメガ最後の雄姿になった。 映画「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」では人々の願いを受けたバリブルーンとダイデンジンの玩具から歴代戦隊の一号ロボと共にギャラクシーメガが実体化。 大獣神と共に蛮機族ガイアークのチラカソーネと交戦した。 ジュウレンジャーとメガレンジャーは、アメリカにおいて初期パワーレンジャーの始まり(マイティモーフィン・パワーレンジャー)と終わり(パワーレンジャー・イン・スペース)を務めたシリーズつながりと思われる。 既に着ぐるみは現存せず、当時の映像をCC処理したものが使用された。 ただし、展示用の非稼動スーツは残っている。 書き込め!俺たちの追記・修正! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 超電磁合体回では熱い展開を見せてくれた -- 名無しさん (2013-10-21 19 23 06) 操縦者が基本担当分離している -- 名無しさん (2013-12-07 09 04 55) 愛されたロボだったよね。メガボイジャー初登場回とか -- 名無しさん (2013-12-24 00 49 49) ↑しかし圧倒的ピンチ率 -- 名無しさん (2014-03-10 06 30 00) テーマソングの歌詞はあんまりだけどな。「とてつもなくでっかいぜ~♪間違いなく正義だぜ~♪」 -- 名無しさん (2014-03-10 08 41 11) CMみたいに大量生産されてれば、レジェンド大戦時役に立っただろうなw -- 名無しさん (2014-03-10 08 51 45) ↑しかし敵の艦隊の方が多い、なんだったらこっちも更に量産化を ダン「それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ・・・。」 -- 名無しさん (2014-03-10 19 27 21) マッドギレールにスタボロにされた時のショックはでかかった、戦隊の前線基地を兼ねてるだけに。胴体を貫かれた時は絶対死人が出てるだろ。 -- 名無しさん (2014-04-06 19 39 00) 青がメインカラーで合体構成も少数、なんだかダイデンジンやサンバルカンロボ辺りに先祖がえりしている感じなロボ -- 名無しさん (2014-05-17 00 46 27) スーパーギャラクシーメガ初登場時の「皆が良いと言ってもですか!?」のシーンは最高だった -- 名無しさん (2014-05-17 15 11 44) 変形前後、変形システム、2号ロボとの合体、全てにおいて破綻のない素晴らしいロボだ -- 名無しさん (2015-04-04 17 33 22) その割に歴代でも売上やばかったけどな -- 名無しさん (2015-04-13 18 02 17) ↑まあ、従来のロボを考えればねえ… -- 名無しさん (2015-04-13 19 37 52) ↑2メガボイジャーの初期不良がね・・・ -- 名無しさん (2015-04-13 19 41 10) ↑それまでの商品でなんとか稼げないものなのか? -- 名無しさん (2015-04-16 18 08 53) ジェットイカロスと並んでやられる時は結構派手にやられてた印象のある一号ロボだったな。メガボイジャー誕生の時とかまさかのシャイニングガンダムよろしく腹まで貫かれてたし。 -- 名無しさん (2015-04-16 18 33 08) ↑2年末商戦に乗り遅れる+自主回収だから景気含めて無理っぽいだろう -- 名無しさん (2015-04-16 20 44 57) スーパーギャラクシーメガは一昨年のバスターオーレンジャーロボと違って終盤でも使う機会あったね -- 名無しさん (2015-04-17 17 56 57) ↑2タイムレンジャー擁護するわけじゃないけどさ、もしもこれがクウガと同じタイミングでやってたら、このカラーリングとギミックの地味さで沈んでシリーズ続行やばかったかも -- 名無しさん (2015-04-20 12 11 00) 残念ながら売上の低さは歴代でもワースト5には入ってるらしいから語られる機会が少ない -- 名無しさん (2015-05-14 17 09 43) 大好きだったなぁ、スーパーギャラクシーメガになった後、腕を動かす時に鳴る「グォーン グォーン」みたいなSEがたまんなく好きだった -- 名無しさん (2015-09-07 16 50 44) 実質変形とも言える寂しい合体だけど出力5000万馬力と歴代の1号ロボだけなら最強クラスのスペックでもある -- 名無しさん (2015-12-29 15 29 11) ↑設定だけでみると1号ロボというより基地ロボだから、本来なら切り札ポジにいてもいいんだよな -- 名無しさん (2016-02-20 20 56 36) 定番必殺技がないというのも珍しかったな 何気に本編後に唯一残ったロボだったからギンガマンVSメガレンジャーでは必然的にコイツがソロで出てくることになった -- 名無しさん (2016-02-20 21 21 58) 終盤にユガンデと戦うためにおっさん達が操縦した時は胸熱だった。まぁジェットガルーダin長官のようにはいかなかったが、みんなのロボっていうのを再認識できた -- 名無しさん (2016-02-20 21 34 00) 5000万馬力は歴代の1号ロボでは最強クラスだったりするんだよね。そんな強いロボを量産・・・・まあ確かにメリケンではメガシップ二号機があったけどw(メガゾードになれるかどうかは不明だけど) -- 名無しさん (2016-05-19 15 14 08) まあ子供心にカーレンジャーと比べるとつまんないメカだなぁって思ってたな -- 名無しさん (2016-05-26 00 27 09) メガレンジャーのロボで最終決戦で大破せずに修理可能な余地あったのはギャラクシーメガだけなんだっけ? -- 名無しさん (2016-06-15 17 36 21) ↑そう。だからギンガVSメガでもピンチにかけつけたし。2、3年後は細切れにされたデルタメガが歴代レッドメカと共に応援に駆けつけてきたんだけどね… -- 名無しさん (2016-06-15 17 57 58) 単体でも2号ロボと合体しても破綻の無いプロポーションだわ スーパー合体ロボの玩具で最高の出来じゃないか? -- 名無しさん (2016-07-25 18 48 09) 家の玩具箱あさってでてきたギャラクシーメガ 変形途中に右足ポッキリ メガシャトルにヒビが入って変形できない もうやんなるね。 -- 名無しさん (2016-08-11 14 43 53) 5000万馬力のギャラクシーメガと2500万馬力のデルタメガが合体して6000万馬力っておかしくね? -- 名無しさん (2016-10-12 07 16 29) 新映画の予告で歴代戦隊の最強ロボが出てるカットでターボ以降の他戦隊の大半がスーパー合体だったのにそのポジすらメガボイジャーに奪われてたスーパーギャラクシーメガの扱い・・・・ -- 名無しさん (2016-12-18 13 44 27) 出力はメガボイジャーと同じだったりする、スーパーギャラクシーメガ。ガトリング砲とロケットパンチを搭載した男の浪漫満載とギャラクシーメガの武装を使用可能だから柔軟に戦えるんだよな -- 名無しさん (2017-01-14 15 18 56) 個人マシンなしでの合体や固定必殺技がないことに最初は戸惑いを隠せなかった。 -- 名無しさん (2018-02-02 23 19 25) ミニプラの方でも書いたけど、スーパーミニプラ化おめでとう! -- 名無しさん (2018-07-13 23 41 08) デジタイザーの新規音声に際して21年前に買ったヤツを倉庫から引っ張り出すか… -- 名無しさん (2018-07-14 00 54 14) あれ?デルタメガの出力って4000万馬力じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2018-08-11 00 28 47) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2019-10-12 13 28 26) マッドギレールとの戦いでパイプやら瓦礫にまみれたコックピットの絵はホントに怖かった。 -- 名無しさん (2020-04-30 03 41 43) あの大量生産のCMにマジレスするとあのギャラクシーメガは元々量産前提で製造するつもりだったんじゃないかと思う -- 名無しさん (2020-06-04 09 55 58) ザンギャック侵攻の時とか多分最初の方で破壊されてそうな気がする。地球侵攻に際しては最初の砦としてビクトリーマーズあたりと合同で艦隊戦に参加してそうだし -- 名無しさん (2021-05-04 15 17 19) 名前 コメント